ファミリーファンド方式(ファミリーファンドほうしき)

ファミリーファンド方式とはなんでしょうか

ざっくり言うと

ちょっと詳しくお話します

ファミリーファンド方式は、いくつかの小さな投資信託(ベビーファンド)からお金を集めて、一つの大きな投資信託(マザーファンド)で運用する仕組みです。
この方法は、お金の運用をより効率的にし、リスクを分散させることを目的としています。

どんな仕組み?

例えば、Aさん、Bさん、Cさんがそれぞれベビーファンドにお金を預けます。
これらのベビーファンドで集めたお金はマザーファンドに送ります。
マザーファンドは、その集めた大きなお金を使って、さまざまな株や債券に投資します。
こうすることで、各ベビーファンドの投資家は、自分たちのお金がより広範囲に分散され、プロの運用の力を借りて効率的に増やすことができるようになるのです。

どんなメリットがあるの?

ファミリーファンド方式の利点の一つに、リスクの分散があります。
たくさんのベビーファンドがマザーファンドに資金を集めることで、投資の対象が多様化し、一つの投資がうまくいかなくても他の投資が補うことができるようになります。
これにより、全体としてのリスクが減ります。

もう一つの利点は、運用の効率化です。
マザーファンドは大きな資金を運用するため、取引コストや管理費用を抑えることができます。
これにより、個々の投資家が受け取るリターンが増える可能性があります。
また、プロのファンドマネージャーが運用を行うため、初心者でも安心して投資ができます。

他にもトラッキングエラーが小さくなるというメリットがあります。
トラッキングエラーというのは、インデックスファンドが目標としている指数(例えば、日経平均株価やS&P 500)と実際の運用成績の差のことです。
インデックスファンドの運用額が大きいと、連動を目指す指数により近い組入状況を再現できるため、目標指数との差を小さくできるのです。
マザーファンドの大きさは運用の質にも直結してくるといえるでしょう。

まとめ

ファミリーファンド方式は、複数のベビーファンドをマザーファンドに投資する方式をいいます。
いろいろな資産に投資をするファンドをたくさん運用している会社では、ファンドごとに投資先を選ぶことは非効率です。
国内株式のマザーファンドや外国債券のマザーファンドなどを作って、まとめて投資したほうが、運用効率も高くなると考えられます。
こういった理由から、たくさんの資産に投資する場合にファミリーファンド方式がよく使われるのです。

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