オプション取引(オプションとりひき)

オプション取引とはなんでしょうか

ざっくり言うと

  • 特定の価格で資産を売買できる権利を売買する取引です。
  • 特定の価格で資産を買う権利を「コールオプション」といいます。
  • 特定の価格で資産を売る権利を「プットオプション」といいます。
  • オプション(権利)を行使するかどうかは買い手側の判断に委ねられます。

ちょっと詳しくお話します

オプション取引は、将来の特定の日に特定の価格で売買する権利を売買する取引です。
ここでの重要なポイントは「権利」であり、義務ではないことです。

コールオプション

オプションには大きく分けて2つのタイプがあります。
1つは「コールオプション」と呼ばれ、特定の価格で資産を買うことができる権利です。
例えば、特定の日に100円で株を買う権利を持っている場合、その株の価値が100円以上になったら権利を行使すれば差額分の利益を得られます。

プットオプション

もう1つは「プットオプション」と呼ばれ、特定の価格で資産を売ることができる権利です。
例えば、特定の日に100円で株を売る権利を持っている場合、その株の価値が100円以下になったら権利を行使すれば差額分の利益を得られます。

オプションの売買取引

オプションの売買取引には、以下4つの取引方法があります。

  1. コール・オプション(買う権利)の買い
  2. コール・オプション(買う権利)の売り
  3. プット・オプション(売る権利)の買い
  4. プット・オプション(売る権利)の売り
オプション(権利)の買い

オプション(権利)を買う場合には、プレミアムと呼ばれる購入代金を売り手側に支払う必要があります。
これにより買い手側は、利益を得られる場合にはオプション(権利)を行使をすることができます。
しかし、予想と反する値動きをして、権利を行使すれば損失が出てしまう場合には、その権利を放棄することもできます。
これにより、買い手側の損失はプレミアム(購入代金)のみに限定されます。

オプション(権利)の売り

売り手は、買い手からプレミアム(購入代金)を受け取ることができます。
売り手の利益はこのプレミアムに限定されます。
しかし、損失は買い手と違い、無限大になる可能性があります。

なぜなら、売り手は権利が行使されると必ず応じなければならないからです。
「買う権利」を行使された場合は、株価の上昇に連動して、損失が無限大になる可能性があります。
「売る権利」を行使された場合は、対象資産の価値がゼロになるまでの損失を抱える可能性があります。
売り手側は損失が無限大になる可能性があるため、確実に決済ができるように証拠金の差し入れが必要になります。

さいごに

オプション取引を最初に勉強したときは、オプションの売り手側になる人の気持ちがまったくわかりませんでした。
今ではそのような手法もあるのだな、と思うようになりましたが、リスクが高すぎるので自分ではやりたくないです。

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