円安とはなんでしょうか
ざっくり言うと
- 日本円の価値が他の通貨に対して下がることです。
- 1ドルを買うために必要な円の量が増える状態です。
- 日本の商品やサービスが外国から見ると安くなります。
ちょっと詳しくお話します
円安とは、日本円の価値が他の国の通貨に対して下がることを言います。
円安になると、外国から物を買う時に今までよりも多くのお金を支払う必要が出てきます。
1台10,000ドルの車をアメリカから買う場合を考えてみましょう。
これが円安になって1ドル110円になると…
1ドル100円の時には1,000,000円で買えていた車が、1ドル110円になると1,100,000円出さないと買えなくなってしまいます。
このため、石油や食料など輸入に頼っているものは値上りをしてしまうのです。
逆に、日本の輸出企業にとっては有利になります。
日本の車を1台10,000ドルでアメリカに輸出する場合を考えてみましょう。
これが円安になって1ドル110円になると…
このように、同じ車を1台売っても円が100円から110円になることで、受け取れる代金が100,000円も変わるのです
これにより、輸出企業の利益が増えることがあります。
円安は海外旅行にも影響を与えます。
日本人が外国に旅行する際、円の価値が低いと、より多くの円を使わなければなりません。
例えば、アメリカに旅行して100ドル使いたい場合、円が100円のときは1万円で済みますが、110円のときは1万1000円が必要になります。
逆に、外国人が日本に旅行する場合、少ないドルでより多くの円を手に入れることができます。
日本での買い物や宿泊が安くなるので、海外からの観光客が増えることがあります。
円安は、輸出企業にとっては有利ですが、輸入品や海外旅行には不利な影響を与えます。
日常生活にも影響を及ぼすので、円安の動きには注意が必要です。
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