信用取引(しんようとりひき)

信用取引とはなんでしょうか

ざっくり言うと

  • 証券会社からお金や株を借りて取引する方法です。
  • 自己資金よりも大きな金額の取引が可能です。
  • 利益も損失も大きくなる可能性があります。

ちょっと詳しくお話します

信用取引は、証券会社からお金や株を借りて取引する方法です。
手持ちの資産以上の取引ができるため、通常の取引以上の利益を得ることができます。
しかし借りた分、自己資金以上の損失が発生するので、注意が必要です。

どうやって始めるの?

信用取引を始めるには証券会社に信用取引口座を開設し、一定の保証金を預ける必要があります。
この保証金は「証拠金(しょうこきん)」と呼ばれます。
証券会社はこの証拠金を担保にして、取引者にお金や株を貸し出します。

どんな特徴があるの?

信用取引の最大の特徴は「レバレッジ効果」です。
レバレッジとは、少ない元手(資金)で大きな取引を行うための仕組みです。
例えるなら、重いものを持ち上げるために使う「てこ」のようなものです。
てこを使うと、少ない力で大きな重さを持ち上げることができますよね。
同じように、レバレッジを使うと少ない資金で大きな金額の取引ができます。

例えば、あなたが10万円を持っているとしましょう。
通常の取引で株を買う場合、10万円分の株しか買えません。
しかし、信用取引で証券会社から40万円を借りることができれば、合計で50万円分の株を買うことができます。
この場合、あなたの元手は10万円ですが、50万円分の取引をしているので、レバレッジは5倍になります。

売りから入ることもできる

通常の株取引は、持っていない株は買うところからしか始められませんが、信用取引は売りから始めることができます。
これは「空売り(からうり)」と呼ばれます。
空売りとは、証券会社から株式を借りて売りに出し、期日までに買い戻して株式を返却し、その差額で利益を狙う取引です。
株価が下がると予想したときに有効な手段ですが、予想が外れると損失が発生します。

まとめ

信用取引は、大きな利益を狙える反面、大きなリスクも伴うため、初心者には慎重な学習と準備が求められます。
証券会社の説明をよく聞き、リスクを理解した上で、自分の資金に合った適切な取引を行うことが大切です。

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